新潟県新潟市の小学生の女の子が殺害され、JRの線路に遺棄された事件で、逮捕された容疑者が少しずつ事件当日のことについて供述しているそうです。
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新潟女児殺害事件で新たに分かったこと
NHKNEWSWEB
新潟市の小学生の女の子が殺害されJRの線路に遺棄された事件で遺体を遺棄した疑いで逮捕された小林遼(こばやしはるか)容疑者が車の中で女の子を殺害したという趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材で分かりました。
現在までにわかっている事件当日の事
- 大桃珠生さん(7)が下校中、自宅近くで友人と別れてから行方不明になった
- 夕方になっても帰ってこないことを心配した母親が学校に連絡したが見つからなかった
- その後、警察に相談
- 警察が付近を捜していたところ、22時半ごろ新潟市西区青山水道のJR越後線の線路上で人身事故が発生
- 運転手は近くに停まっていた黒い車を目撃していた
- 事件当日には遺棄時間帯に現場周辺で小林容疑者の車が複数目撃されていた。
- 線路の周りには柵があったが、大人なら乗り越えられるような簡易的な柵だった
- 人身事故で死亡が確認されたのが捜索していた大桃珠生さんだった。
- 家族が本人確認をしたということから、電車とぶつかったが顔だけはキレイだったのか。
- 現場の状況から血痕が少なかったという不明な点があった。⇒生きている時に電車とぶつかると血液が飛び散るが、死後硬直が始まると血液があまり飛び散らない。現場を見た警察関係者が不信に思い、司法解剖に回した。
- 電車とぶつかっていたが、司法解剖していくと頭蓋骨や首、顔にうっ血している痕跡が見られたことから死因は絞殺されたことによるものだとわかった。⇒事故として処理しようとしていたがこれにより事件として捜査されることになった。
小林遼容疑者の事件前後の動き
- 事件当日の7日は勤務先である電気工事関連会社を無断欠勤していた。
- これまでに無断欠勤などしたことがないので心配した会社の人が自宅に「会社に来ていない」と連絡をしたが家族は会社に行っているものだと思っていた。
- 翌日、8日になり「連休明けで具合が悪く、会社までたどりつけなかった」というメールがあったが8日も欠勤した。
- 会社では勤務態度も良く、真面目に仕事をしていたという。
- 事故現場にはランドセルが残っていたが、大桃さんが当日持っていた傘が見つかっていない。
- 「傘は捨てた」と供述しているそうだが、なぜ傘だけを捨ててランドセルが残っていたのか判然としない。
二転三転している供述内容
- 事件当日、女の子の自宅から130m程のところで「車で女の子にぶつかり、泣かれたのでパニックになり車に乗せて首を絞めた」と供述。
- その後、線路上に遺棄したことも認めた。
- 現在の容疑は【死体遺棄、死体損壊容疑】
- 最新の供述では「遺体を車に乗せたままあちこち移動し、線路内に遺棄した」と容疑を認めた上で、殺害についても認める供述をしている。
- 大桃さんの名前についても「遺体を捨てた後にニュースを見て知った」と言っているが、2人の自宅は100m程しか離れておらず、小林容疑者は友人に「回覧板を持ってきてくれる女の子がいる。よく遊んでいた」と話していたことから顔見知りだったと言われている。
最後に
現在までにわかっていることをまとめてみました。
未だ、供述は二転三転しているようなので真相解明まで時間がかかりそうですが、一刻も早く事件解決して珠生ちゃんが安らかに眠れますように。
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